NHKシブ5時で、映画「ハドソン川の奇跡」で機長を演じた、主演トム・ハンクスさんと、副操縦士役アーロン・エッカートさんへの独占インタビューが放送されてました。また、事故当時に乗客だった2人の方のお話しも。
Contents
トム・ハンクスはカープファン?!
大の野球好きとのことで、なんと来日のたびに楽しみにしているのだそう。
「9回まで見ごたえのある野球を見たいですね。」
「スワローズvsカープとかいいね。」
「『カープ頑張れ!』って応援しますよ」
・・・わー! トム・ハンクスさん、カープ好きなのかな?! 好きな選手は誰なんでしょ?黒田かなぁ!カープファンにはうれしいこと続きですね。
208秒が分けた生死について
映画のおおまかな内容は。
2009年1月に実際におこった「ハドソン川の奇跡」離陸直後の航空機のエンジンが鳥を巻き込み、すべて停止。墜落の危機に直面する。
空港へ戻れという管制官の指示に対し、機長は自らの判断で不時着した。
一躍英雄となった機長。
しかし、国の調査委員会は不時着の機長の判断を調査。
度重なる調査に、自ら下した判断に自信を失っていく機長
英雄という立場が疑惑により一遍してしまう恐怖
この機長の状況について、トム・ハンクスさんは、
「委員会が誤った行動だと判断したらパイロットそしては終わりです。
様々な質問に対する答えに1つでも矛盾があってはいけないのです。」
疑いをかけられたときは・・?
自分に対して(他人に)疑いをかけられたことは?との質問に対し、
トム・ハンクスさんは、
「みんな私たちがやることを常に批判しますからね。
私にそのつもりがなかったとしてもあいつは最低だと非難されます。
逆にいいことをしたつもりがなくてもすごくいい人だと言われたり。」
アーロン・エッカートさんは、
「誰でも不当に評価されていると感じることがありますよね。
そんな時は図太く自分を信じるべきです。
ハドソン川に着水した機長たちと同じでそれが人生の鍵なのです。」
さらに、トム・ハンクスさん
「運命は変わらないものだから評判を気にしてもしかたがない。
私は自分がどう見られているかあまり気にしません。
そのかわりいつも誠実であるよう努力しています。」
・・・お二人とも、とってもすてきな、大切な言葉だと思いませんか?
勇気づけられました・・!!
事故に遭遇した乗客の証言
今回の訪日は、実際の事故に遭遇した日本人乗客2名に会うためでもあったとか。
その2名へのインタビューの様子も。
避難の様子について
「何が起きているか把握したのは最後の瞬間だった」
川に向かって着水するときにパッと横を見たら
『やたら建物が近いな。何でこんなところに?』と思った瞬間、
機長からアナウンスがあって『衝撃に備えてください』と。
え-!と思っている間に着水した。
飛んでいる間は何が起きているか分からず怖くなかった。」
恐怖を感じる時間すらなかったのだそう。
「怖かったのは着水して止まった次の瞬間に水がザーッと入ってきたので、
脱出する前に水がうまったら死ぬなと。その瞬間が怖かった。」
・・・突然の出来事に驚き、一瞬で恐怖を感じる状態になったとは。そんな中、全員が無事に脱出できたことも、すごいことですよね。
実際の機長と映画
試写会を映画をみた当時の乗客二人の感想は
「我々の命を救ってくれたヒーローが、裏では容疑者になっていたことを知らなかったので驚いた。」
「私の場合は救命ボートが(機長と)一緒でしたから。
『今日も仕事おわったねぇ。帰って一杯飲もうか』、そんな感じで。
すごいなこの人と思った」
パニックは?との質問にも、「全然ない」
あえてそう見せないように?「おそらくそうでしょう」
「実際の機長にはお礼をいえてなかったので、(機長役のトム・ハンクスさんに)お礼をいいそうになった。キャプテンありがとうって」
この映画をみて、その間、機長がどんなことを考えていたかが初めてわかって、すごく感動したとのことです。
・・・ほんとにほんとにわずかな間のことだったんだなということが、ひしひしと・・・。
それにしても、無事に救命ボートに乗ったあとも、乗客の前では平静を保った機長、ほんとうにすごいですね・・!
思わずお礼を言いそうになったというお二人の気持ちを思うと、無事でほんとによかった!!
改めて思うと同時に、この映画の伝えるもの、ぜひ、直接みてみたいと思いました。
映画は9月24日から公開中です。