NHKあさイチに出演した、ミッチーこと及川光博さん。
自らを徹底してプロデュースし、楽しんでもらおうとする熱意と努力がすごい!
若い頃は正直、苦手に思ってましたが、これからが楽しみになってきました。
及川光博という人間が、ミッチーというキャラクターをプロデュースしてる
ナルシストともいわれるミッチー。
でも、「自分の中に入り切るってできない」「陶酔できない」、ナルチシズムとは真逆なのだそう。
ステージでも、瞬間瞬間で、冷静であったり、情熱的であったり。
メロディーにのって演じているところもあるし、客席が楽しんでいるか冷静にみてるところもあるそう。
そんな自分を、ミッチーは「秋元康さんが歌って踊ってる感じ」と表現!!!
まさか、AKBの衣装を?? というわけではありません。
プロデューサーが表現したいエンターテイメントに適合するタレントがいなかったら?
ミッチーの場合は、アマチュア時代から、作詞、作曲、舞台衣装、演出、振り付け・・・
自分で考えたことを実現するのに一番都合がいいのは、自分だった、ということなのだそうです。
若くて予算もないから・・・とも話されてましたが。
いやー、ミッチーの独特の美意識、世界観、なにより、やり通そうっていう、突き抜けた感じ、
一人で始めてこそじゃないかなー、と思いました。
「透明な着ぐるみ」は生きていくためのバリア?
中学時代から、ロックも演劇もやっていたというミッチー。
中学の学園祭の写真では、王子様姿が・・!
キャーその頃から??と、浮いた話題になるかと思いきや、
ミッチー「学園祭の頃から、ショーアップして、キャラクターを演じるところはあったかもしれない」
さらに、朝からこんなこと言うのなんだけど・・・と遠慮しながらも口にしたのが
「素の自分になんの価値も見いだせない、なにか心の闇があるんでしょうね」と。
ネット上では、女の子にもてすぎていじめられていた期間があるとの情報もあり、きつい状況にあったのかな、と想像します。
ミッチー「透明な着ぐるみをかぶってエンターテイナーとして、人前に出て行く、っていうくせがついてる」「お楽しみ会とか学園祭が好きでした」
このへん、どうでしょう。子ども時代に限らず、キャラを演じる、というのは、多少なりともあると思うのですが、なかなか、ミッチーほど徹底してはできないかな。
それに、いいことなのかどうか、特に幼い頃からとなると・・・という疑問も私はあります。
そこは、イノッチも有働アナも、思うところあったようですが、
「素の自分と乖離していかないの?」の問いに対し、
ミッチーは、「むしろ、透明な着ぐるみが、時としてバリアになる。無駄に傷つかないし、余計に図にのらない」「私生活と仕事と分けられる」と。
そっか、そこがポイントなのかな。
素の自分はあくまでそのままであって冷静にみてる。キャラをプロデュースしてる。
だから、乖離するかどうかは関係なく、切り替え。
うーん、なんかこう、やっぱり、つらいことがあってから身に付いた生きる術のような感じはするなぁ。
でも、もしそうだとしても、ミッチーはいい方向につないできたのでしょうね。
「透明着ぐるみ」は、私は諸刃の刃のような気がします。
もし、いじめとかつらいことがあって、「透明着ぐるみ」いいんじゃない?と提案するのは、ちょっと要注意かな、と。
いい使い方があるとしたら、素の自分を受け入れる人間がいることと、プロデュースするキャラがいい方向でエネルギーを発していくよう、みてる人間がいることではないかと思います。
自分一人で完結するのは、かなりキツいように思うし、やっぱり、家族とか友人とか、ファンとか、誰かの存在が力になるような。
だから、提案するなら、みてるよというサインを送り、状態をキャッチするサポーターになるつもりでって思います。
そこのとこ、ミッチーは自分を冷静にみるところはかなりしっかりしてる印象です。
美輪明宏さんも、感情を理性的にコントロールしてると言われてましたしね。
さらに、ミッチーは、エンターテイナーとして、お客様に楽しんでいただくことのプロ意識が高いと同時に、
そこから得る喜びとか達成感が非常に大きいエネルギーになってる、そんな気がしました。
今後のミッチーは?新人発掘プロデュースも?
秋元康さんの例えが出た際、イノッチにきかれたミッチーは、
新人・若手を発掘してプロデュースもしてみたい!!と意欲をみせました。
これは、楽しみ!!
ただ、今は俳優でドラマ等勉強したいところがあり、50代に向かってミッチーをどう続けようか、試行錯誤を楽しみにしているとのこと。
「つらいときもないわけではないけど、単純に好きなんですよね、精度を高めていく、クオリティーアップが」
「常に悔しいから、常にがんばろうと思える」
わー、このエネルギーあってこその、ミッチーだ!
私、今日のあさイチみるまでは、そんなにミッチーに関心あったわけじゃないんだけども、
すっごい熱意と努力を感じて、これからのミッチーが楽しみになったのよね。
「よくばりだし、あきっぽい。ミッチーってどんな仕事?ってきかれたら、『飽きない商(あきない)』っていう」
これ、笑っちゃったけど、なんかそんなイメージですね。
私、バラエティ系もいいんじゃないかと思うんだけど、おそらくはミッチーの美意識からは範疇じゃないのかな、たぶん。
当面は、ライブと俳優をがんばっていかれるようですし、ミッチーファンもそう願うでしょうけれど、
私は、プロデュースもけっこう早めにやってみてほしいなぁと思ってます。
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