怒りすぎに注意?!怒りをコントロールしたい私が読んだ本のおすすめ

中学生の子どもが夏休みに入り、怒る頻度が格段に増え、自己嫌悪・・・
怒りたいわけじゃないけど怒ってしまう自分をどうしたもんやら。
そんな私が読んでみた本です。

怒りが体に及ぼす影響を思い知れ?!

「怒らない体」のつくり方――自律神経を整えるイライラ解消プログラム

小林 弘幸 (著)
衝撃的だったのは、
「怒りは自律神経を3時間乱す」だけでなく、体を傷つけているということ。
細胞やミトコンドリアのDNAも傷つくのだそう。
“怒りやすい人が老けてみえるのは体の中の老化が加速しているから” と書かれてまして、
それって、結局老化してるってことですよねーーー

本では、怒りが生まれる条件5つがあげられており、着目点は自律神経が不安定になる要因があるとき、でまとめられると思います。
これは自分だけでなく、相手を思いやるときにも良さそう。
声をかけて、お互いが気持ちよく過ごせる努力ができます。
特に、子どもや高齢者など、体調の変化をうまく言葉にできない方には、この条件を確認していくことは大切かも、です。

また、自律神経のバランスがよくなる状態を把握し、取り入れよう、という例がありました。
スポーツ選手に、取り入れるべきウェアの色を提案したり、呼吸や表情の工夫など。
具体的方法は人や状況によって違うでしょうけれど、そんな小さなことが変化のきっかけになるのね!と思えたことはよかったです。

とにかく今すぐなんとかしたい!対処法

シーン別にすぐに試せる言い回しや工夫が豊富にのっています。
大きな字でささっと読めるのもうれしいとこです。

アンガーマネジメント 怒らない伝え方

戸田 久実 (著)

怒りがおこるのは、
「・・・べき」という価値観が違ったとき。
期待や理想が裏切られたと感じたとき。
とされてました。

これは当てはまる!と感じる方は多いのではないでしょうか。
家庭でも職場でも、期待する心があるから、余計怒ってしまう、そこをうまく伝えたいですよね。

また「べき」のラインは人それぞれ違うこと、自分のラインを洗い出してみること等、具体的に意識してみることの大切さにも気付かされます。

あげられている対処法の具体例は、直接使うのもいいでしょうが、方向性を参考にする感じでみたほうが、応用がきくと思います。
例があってこそ、自分の場合を考える踏み台になる、という感じですね。

どうしてこうなる?本質を捉えて対応したい

怒りをコントロールできない子の理解と援助―教師と親のかかわり

大河原 美以(著)

”小学生のうちなら救える!”という、著者の強い思いが感じられます。
直接には、教育関係者や親を想定した内容で、感情の発達から、事例や具体的な援助法まで、しっかり書かれています。
でも、あえて私は言いたい。
「怒りをコントロールできないと感じるあなたへ」そういっていいくらい、本質を捉え、温かさに満ちた本です。
感情は人との関わりで育てるもの、ということが具体的に示されてる、最初のⅠ部だけでも充分読む価値があります。

「怒りをコントロールできない子」は、感情の発達の基礎になる経験が不足し、傷ついている子です。
でも、良い子すぎも実は根っこは同じで、いつキレても不思議はない。事例を読むと、かなりの割合の子どもがこの状態にあるのではと思うくらい、ありふれてます。

何事もなく大人になっても、子育て等で直面するのです。ネガティブ感情をあらわにする子どもを前にして、受け止められない、安心させるどころか、一緒に混乱し・・・ こう書くと抽象的ですが、事例をみると身につまされます、ほんとに。

はじめて読んだとき、私は涙なみだでした。自分の思いを代弁してもらったようで、そして自分のこどもに申し訳なくて。
あれから10年以上がたっても、反省することばかり・・・でも、あの時、自分の怒りと哀しみを見つめ直すことができてよかった。
やり直しはできなくても、過去の自分の思いを現在の私が認めることはできたから。心から思います。

怒りとは、人の苦しみを支配している感情です。
怒りは怒りとして認められ、
そして哀しみにたどりついたときにはじめて
癒しとの接点をもつことができる感情なのでしょう。
(はじめに より)

これは大人にこそ必要な本と思います。
大人が気づくことで、大人自身を救える可能性があります。わが子や、周囲の子どもを救う、きっかけになります。

私自身は、わが子は思春期真っ最中、これから多くの困難があるのでしょう。
でも、不安定になる感情を受け止めること、それが根本とわかれば、私も覚悟して向き合うしかありません。逆にいえば、そこだけは見失わないようにしよう、前ほど不安にはならなくなりました。

傷を埋め、拠り所がわかり、パワーを与えてくれる、私にとって大切な出会いとなった本です。

子どもの考えを知りたい、きいてみたい

子どもの言いぶん おとなの聞きかた―ホントの気持ち、伝わっていますか (子ども・くらしインタビュー)

平井 雷太 (著)
子どもが何を考えてるんだか、話する機会も減ってるし・・・という方に。

5歳から15歳まで、16人の子どもに、親以外の大人がインタビューした内容が、紹介されています。
インタビュー項目は、起きる、着る、遊ぶ、食べる、その他(手伝い、テレビ、塾、勉強等々)と、ごく日常的なことばかりですが、
終了後には、親、子ども、インタビュアーの感想がそれぞれあるので、言い分や意見の違いもおもしろい!

わが子と同年代の子をみても様々、いろんなこと考えてるんだなーという新鮮さを感じて、人それぞれと思えたのもよかったです。

この本では「インタビューゲーム」という形式をとっているのですが、最も大切なのは、インタビュアーは「聞く側に徹する」こと。
答える側は言いたくないことは言わなくていいし、思いついたことを話していいのですが、
インタビュアーは自分が話したいことではなく、相手の言葉を受けて次の質問を出していきます。
インタビュー後には、役割を交代、終わったら、それぞれ相手になりきって文章にまとめ、本人にチェックしてもらってOKなら終了、だそうです。

本では、大人側からのインタビューだけでしたが、ふつうの日常をきいてるだけなのに、意外な側面がわかったり、こども自身も話しながら自分を振り返ったりしてるようです。
ゲームまでいかずとも、「聞くに徹する」試してみる価値はありそうですよ。

     
    

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