分身ロボットはドラえもんの世界の実現なのか?分身ハンマーとはどんなもの?

「分身ロボット」がNHKクローズアップ現代+で取り上げられていました。
“ドラえもんの世界”が実現!? ~“分身ロボット”が社会を変える~
そういう番組名でした。
でも、ドラえもんの世界って、もし「分身ハンマー」で出る分身のことだったら、本質が違うような??
気になったので調べてみました。

ドラえもんの「分身ハンマー」で出した分身
分身ハンマーは、
“やらなければならないことが同時に2つできたとき、このハンマーで頭を叩くと分身が飛び出して
体が2つに分かれ、2つのことができるようになる。”(wikipedia)
私も、のび太が宿題を分身にやらせてた記憶はあるのですが、どうだったっけ?気になって、
人にもきいてみました。
そしたら、宿題するのび太、野球するのび太、しずかちゃんのお買い物をしてあげるのび太、
そして、ゲームをするのび太。1回分の放送で合計4人も分身が出てたらしく。

基本的には、やりたくないことを分身にさせるほうが多いけど、
ゲームを2種類やりたいから分身に片方させるっていうのもあって。
でも、のび太と分身は、それぞれが別に考えて行動してて、心もそれぞれにあるみたいなんですよね。

八百屋がしまってたから隣町まで買い物に行ったとか、
野球でエラー続きでジャイアンに追いかけられてるとか、
そういう分身たちの事情を、のび太はぜんぜん知らないんです。
自分が見聞きしてはじめてわかるという。
あら、それじゃ、ゲームは分身が楽しんでも、のび太はその内容とか楽しさは、ダイレクトに
共有するわけじゃないってこと? うーん、のび太らしいかも。

でも、「分身ハンマーで出した分身」がもし、ロボットとすれば、
AI(人口知能)に近い、と私は思います。

むしろ、のび太にとことん付き合い、やりたいことをたすけたり、
世界を大きく広げてるのは、ドラえもんだ、そういうふうに思うと、
ドラえもん自身のほうが、「分身ロボット」により近いような気がします。

今回クローズアップ現代+で取り上げてた「分身ロボット」





スポンサーリンク

・お店に画面つきのはロボットがあり、店員は画面を通じて接客、
・職場のテーブル上においた小型ロボットを通じて、離れたところにいる上司と業務
・学校にロボットが登校、療養中の学生が、画面や声を通じて、授業を受け、友達と休憩を過ごす。表彰式もロボットが参加

そんな例がでてました。

実際には本人は離れたところにいるけれども、
ロボットからきこえる話し声は本人、
画面があればそこに映っている顔も本人で、
本人側にはロボットのいる場所が見えていると。
ロボットを使う本人も、ロボットとともに過ごす人にとっても
まるでそこに本人がいるかのような気持ちになるんだそうです。

学校では普通にガールズトークしてたり、
職場では、忙しいとぼやいてたり、
直接話しかける相手はロボットだけど、
みな、もう、人といるような感覚になっているのが、不思議です。

その一方で、ロボットのことを、本人がいるみたいに思いつつも、
本人よりは言いやすいことがある。

このへん、石黒浩(大阪大学教授)さんが、
声や顔など、二つ以上の要素があると、本人だと感じる、ということや、
人間のほうが存在感が圧倒的に迫力はあるので、
ロボットだと、存在感がマイルドになっているかも、
それで、ほんとの人間に言うよりはロボットのほうが言いやすいということはあるし、
マツコロイドでもそれは見られた、と。

そう、マツコロイド(昨年9月までテレビ放送の「マツコとマツコ」に出ていた)、
私も楽しみに見てました。
漫才とか歌、お店での販売員、通販番組、最後はマツコの友人たちと1泊生活など。
あれをみて、ロボットが得意なこと、苦手なこと、可能性が感じられておもしろかった。

場面や目的に応じて、手段を選ぶ、その選択肢が増えている、
これはいいことですよね。

実際、使い分けできたほうがコミュニケーションは豊かにしていけるし、
なんらかのハンディキャップがあったとしても、可能性が広がるわけですから。
仕事においても、最大のパフォーマンスを発揮できるなら、
場所はいろいろでいい、となると、ずいぶん働き方も変わる。

でも、これらの例は、使う人がいて、意思をもって遠隔操作している。
そういう意味で、ほんとに、本人の代行をつとめてる、という感じがあります。

ドラえもんでのび太君の分身たちが、のび太本人とは別に考え行動してたのとは
やっぱりすこし違うかな、と私は思います・・・。

また、番組の最後のほうでは、今後の分身ロボットの可能性、
危惧することについて、取り上げられてましたが、例にあげられたのが、
災害救助、宇宙開発、危険な実験を代行、遠隔治療・手術、
国境を越えた発言、悪用する人も出るかも・・と

ロボットの未来という視点では、それも入ってくるけど、
今回とりあげたロボットの特徴を考えたら、ちょっと違うような。

なぜなら、今回紹介されてたロボットは、
基本的には、行きたいところ、伝えたいこと、やりたいこと、
個人ベースでのニーズや、人と人の関わりを分身に託してる、
そういう種類のものを集めて紹介されてたと思います。

コミュニケーションや、体験することの手段を、ロボットが提供した、
選べる可能性を大幅に拡げた、ということに意義と特徴があると思うのですが。

なんとなく、ちぐはぐだった感はぬぐえないなぁ・・・

最後に、石黒教授の話から。
人間の定義は、道具を使うサル、
人間から道具とか技術とかロボットを排除することはできない、
技術とかロボットとかの進化とともに人間も進化していく、
それをどう使っていくかが大切、

ほんと、そう思います。使い方次第ですよね。

参考 「NHKオンライン」サイト





スポンサーリンク

コメントを残す