3万年前を想定の実験航海で深まる謎!草舟ではないのか?

NHKニュースで、昨日と今日行われた、沖縄での実験航海のことが報道されてました。
チャレンジしたものの、自力到達はできなかったそう。残念!!!

およそ3万年前、人類はどのように今の台湾から沖縄に渡ったのか?

NHk NEWS WEBによれば、国立科学博物館の海部陽介さんらのグループが行った今回の実験航海は、沖縄県の与那国島から西表島まで、およそ75キロの予定でした。しかし、全体の半分以上で航海を見合わせ、自力では到着できない結果に。代表は「祖先の実像に迫りたいと思ったが、どうやって海を渡ったのか逆に謎が深まった」と話されてました。

草の舟では困難?!

沖縄ではその当時の石器は発掘されておらず、十分な道具もなかったと考えられています。
木を加工することは困難と考えられたため、今回の舟は、島に自生しているガマという草を乾燥させ、植物のつるで束ねる方法で作っています。
大人が10人近く乗っても沈まない長さ6メートルほどの舟だったのですが。

今回、漕ぎ手として、舟作りから関わってきた人からは、
“草の舟は安定感がある一方、オールをこぐのが重い。草の舟は1度水につけると何度も使えなくなる”との意見があり、
グループ代表も「今の私たちのプランではうまくいかないことが分かった」と言われています。
草の舟の可能性がなくなるわけではないと私も思いますが、どうも厳しそうですね。

黒潮のはやい潮流

漕ぎ手の方々からは、
“波はさほど高くなかったものの、潮の流れが速く、流され、進路を修正できなかった”
“海や風、波や気温のことなど、僕たちが失った能力を持ち合わせていた”のか等、
3万年前の人たちはどう乗り越えたのか不思議との発言が多く出ていました。
ほんとうに不思議ですし、偉大ですよね。
ただ、これが航海技術等で解決できることなのか、それとも、舟の再考が必要なのか、今後の課題のようです。

次の航海は?

今回の航海は、もともとクラウドファンディングで実現しています。
来年度には、台湾から与那国島航海を予定していたようですが、内容を修正するのでしょうか?





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舟について

海洋人類学者の後藤明氏の記事(COURRIER JAPON)によれば、
今回の草の舟は、環太平洋の様々な舟をもとに考え、素材も古老にききながら選び、ペルーの葦船の作り方を参考に作ったそうです。
テレビで見たら、草を貝で切るのは意外にスムーズなようでしたしね。

しかし、葦船タイプ以外を考えるとすると、環太平洋の舟で後藤氏があげていたものでは、
台湾やブラジル:外洋用の筏(いかだ)
ユーラシアの北方から北米:獣皮船(木の骨組みに海獣などの皮を張ったカヤック)
オーストラリアのアボリジニやカナダ先住民:樹皮船

うーん、どれも道具が貝では無理そうな・・・?

何の道具でどんな材料でどんな舟を作ったのか??
または、卓越した航海技術があったのか・・??
謎がふかまりますよね、ほんとに。次の航海までの大きな課題になりそうです。

今回は残念な結果ではありましたけれど、実験航海が実現したことにより、大きな一歩になったことは間違いありません。これをふまえた次の段階があるのですから。

日本人のルーツというだけでなく、想像をはるかに超える困難な航海であったことは、ますます、興味を惹かれますよね。ぜひ、頑張ってほしいです!!





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