「こどものとうひょう おとなのせんきょ」復刊!かこさとし90歳の熱意

かこさとしさんの廃刊になっていた絵本が話題になっているそうです。

「こどものとうひょう おとなのせんきょ」は年代問わず読んでほしい

「こどものとうひょう おとなのせんきょ」をとりあげていたハフィントンポストの記事、『「投票って何?」ある絵本に驚きの答え(ブログ Parenting Tips)』によれば、

子どもが図書館で借りて帰ったその本を、いい本だと思って、読んだら、最後に衝撃が・・・と。

絵本の概略は、広場での遊びをめぐって子ども同士のケンカがあったけど、多数決だけでなく、少数派の意見を入れたルールができて、みんな納得・・・と思いきや、
広場はゴルフ場やパチンコになるかもしれない、子どもたち自身で決められず、大人たちに決められてしまうことが心配だ、で終わるのだそう。

なるほど。いいことを教えてくれる本、というより、
強烈な問題提起、です。

もし、子どもに読んでたとしたら、なんと言おうか・・・??
だって、そんな展開になると思ってない、おやすみ前の絵本の時間に、さぁ、どうする?

私自身、子どもの頃から、ずっとくすぶって思ってたことでもあるし、今、自分が子どもに押し付けてることでもあるし。

なにかしらの考えをいわなくちゃって、なるよなぁ・・・これ、きっついわぁ。
だけど、それが、かこさとしさんの狙いというか、願いなんでしょう。

この本は30年以上前のものだそうですが、「大人たちに決められてしまう」ことや、多数派で押し通すことは、ふつうの日常生活でも、いろんな政策でも、ずっしり重くなってる気がします。

1983年版のあとがきでは

この本は、少数でもすぐれた考えや案を、狭い利害や自己中心になりやすい多数派が学び、反省する、最も大切な「民主主義の真髄」をとりもどしたいという願いでかいたものです。「民主主義のヌケガラ」と後世から笑われないために、私たち自身が反省したいと思っています。

と、かこさとしさんのサイトでも紹介されてました。

すごく強い思いですよね。
親子で、いえ、年代に関わらず、これををみて、それぞれが考えるきっかけになってほしい、というのが、著者の願いでもあり、挑戦でもあったのかな、と思いました。

この絵本、反響の大きさに、復刊が決まったそう。
「こどものとうひょう おとなのせんきょ」復刊ドットコム、8月13日発刊とのことです。

90歳でホームページ開設





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かこさとし公式サイトがあったから、こりゃいいと思ってみたら、今年開設!!90歳!
すごいですよね。

大正生まれ、東京大学工学部卒業、在学中から子ども向けの脚本を書いたり活動、卒業後は民間会社研究所勤務の傍ら活動・・・

そして、90歳の今も、新作の出版、インタビュー、講演、イベント等、若い頃からずっとハードスケジュールのような。

サイトの内容も、経歴や、これまでの作品紹介等、ボリュームがあります。
かこさとしファンなら見逃せませんね。

精力的な活動の原動力は、子どもの頃の思い?





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ネット上で調べてみると、いろんなインタビューが。
中でも、私が特に印象的だったのは、日経DUAL 2014年9月12日の記事でのインタビュー。

かこさとしさんは、子どもの頃、模型飛行機を作って喜んでいたのですが、それをみた父親は、立派な模型飛行機を買ってきたのだそう。かこさんは、がっかりしたけど、父親の気持ちもわかるので”「まあ、しょうがない。大人だから子どものことは分からないだろう」”と。

だるまちゃんの希望をかなえようと色々なものを集めるのだけれど、だるまちゃんの欲しいものはそこにない。そんな父、だるまどんのモデルはかこさんの父親だった(『だるまちゃんとてんぐちゃん』、福音館書店)

欲しいものは、お金で買えるものではなくてね。自分のやりたいことをやらせてくれる時間だったり、そういうことに挑戦するのを励ましてくれることでよかったんです。

やりたいことに挑戦するのを励ましてくれる
ほんとに、そうだよね。

私も強くそう思ってたはずなのだけど、意識しなくなってました。
そして、子どもを喜ばせようと思ってるけどすれ違っちゃう、だるまどんのオタオタぶりが、自分にもみえたり・・・

でも、かこさとしさんは、
親が忙しくしていると、子どもは子どもなりに考えて行動するようになっていく、
成長がみえたときに、ちょっと褒めればよく、色々してあげるより、感受性を伸ばすように、というようなことも言われてました。

そうか、かこさとしさんは、ずっと一貫して、
やりたいことに挑戦するのを励ますように、自ら興味をもって学んだり、感じたり、できるように
そういう思いがあって、たくさんの著書があり、今も熱心なのね、と思いました。

かこさとしさんといえば、「からすのパンやさん」
たっくさんのパンが出てて、わぁ、つくりたーいい・・・、おいしそー!
ワクワクしながらみてたのを思い出します。
科学絵本もたくさん!

また読み直してみたい気持ちになりました。

『かこさとし ふるさと絵本館「砳」(らく)』

かこさとしさんの生まれ故郷である福井県越前市にあるそう。

こちらは、かこさとし作品の絵本や原画、だるまちゃんの衣装を着たりできるところ、
そして、それ以外にも、4000冊もの絵本や紙芝居、昔遊びやユニークな工作ができるところがあるそう。

思いきり遊べるよう、願いがこもっているのでしょうね!!
チャンスがあれば、ぜひ、行ってみたいです。

参考 かこさとし公式サイト

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